海苔のおはなし

第3話 いつ頃から日本人は海苔を食べていたのでしょう

海苔という言葉が文献に初めて登場するのは「常陸風土記」という書物でヤマトタケルノミコトについて記された一文の中です。
「ヤマトタケルノミコトが霞ヶ関の静かな浜辺に干してある海苔の美しい光景に目を奪われたと」いう記述がそれです。
これほどはるか昔から海苔は食されてきました。ただし、天然自生に頼るうえに、とれる量が少なかったことから当時は非常に貴重品でごく限られた階級の人のみしか口にすることはできませんでした。

日本最初の成文法典である「大宝律令」には、海苔が産地の物産に指定され租税として徴収されたことが記されています。しかも同じく高級品で納税の対象であったワカメやテングサのさらに倍の価値がつけられていたというのですから、いかに貴重であったかがわかります。

江戸時代になってようやく海苔の養殖が始まると急激に生産量が増え、一般庶民の手にも入るようになってきました。養殖のきっかけとなったのは徳川家康の命を受けた品川の漁民が将軍家に日々新鮮な魚を献上するためにあみだした「いけす」にありました。

不漁や悪天候にかかわらず毎日魚を献上しなければならなかった漁民たちは、枝つきの木や笹つきの竹の類を浅海に立ててひび(柵囲い)をつくり、そこで活魚を確保するようになりました。このひびに海苔が付着しているのを発見したことがその後の海苔の養殖のきっかけとなったのです。

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