海苔のおはなし

第23話 海苔のサイズが統一するまでの歴史

現在、海苔一枚のサイズの基準は縦20.5cm×横18.5cm前後で1973年に全国で統一されました。その基準一枚のサイズを「全型」と呼び、「全型」を2等分したものを「二切」、3等分したものを「三切」と呼び「全型」を何枚にカットしたかでサイズの表記をしています。
「二切」は細巻きや手巻き寿司用、「三切」はおにぎりに、など様々な用途に合わせてカットされた海苔が店頭に並んでいます。

海苔のサイズ統一までの歴史を振り返ってみると、江戸時代中期に江戸で現在の海苔の製法でもある「すき海苔」が始まり板状の海苔が登場しました。その当時の海苔のサイズは記録によると24.2cm×22.7cmで現在のサイズよりもやや大きめでした。この板海苔は江戸土産として大変好評を博し、序々にこの製法が全国に波及していきました。

その頃は、地域によって海苔のサイズもかなりばらつきがありました。当時は海苔の生産量も少なく流通が産地周辺に限られていたためサイズを統一する必要性が低かったからと考えられます。1915年頃から大森小判といった20.6cm×18.8cmのものが一般的になっていきました。

第二次世界大戦中、節約思想の一環として「戦時統制判」という縦19.1cm×17.6cmの海苔が製造されるようになりました。戦後も31年間このサイズの海苔が多くつくられました。

1960年代に入り東京大森漁場が埋め立てのためなくなったことで、東京湾の海苔は序々に姿を消していきました。その頃から九州を始めとする地方での海苔が質・量ともに上がり、流通が全国に広がるようになってきたことで、現在のサイズに統一されました。

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