海苔のおはなし

第32話 ウェールズで海苔!?

新米の季節。炊きたてのごはんで作ったおにぎりと海苔は、最高の組み合わせですが、実は、栄養学的に見ても、最強のコンビなのです。のり1枚の中には、おにぎりのごはんの消化を助けるビタミンBグループが含まれていると言われています。ごはんを十分に消化し、体の栄養として完全に利用するのに、海苔の果たす役割は重要です。

日本や韓国、中国などの米を主食としているアジア地域では、海苔を食べる食習慣があるので、海苔の養殖もさかんに行われています。日本食は「ヘルシー」ということで、世界的にブームな今日、世界中の街角でSUSHIの看板を目にすることも多くなり、海苔を食べる人口が増えてきています。
しかし、日本食ブームの前から、海苔を食べる食習慣がある地域をご存じでしょうか。

イギリスのウェールズ南部地方では、イギリス品種のLaverを昔から食べる習慣があります。私たちが食べている海苔は、アマノリ属のアサクサノリとスサビノリです。イギリス品種のLaverも同じアマノリ属で、スサビノリの近縁種になります。
ウェールズ地方の伝統料理、Laverbreadは、Laverを数時間かけて茹でてペースト状にしたものを、そのままパンに塗って食べます。他には、ベーコンやトリ貝と一緒に油で揚げたものを朝食として食べます。同じウェールズ地方でも海から遠い山岳地域では、Laverを食べる習慣はなく、アイリッシュ海の沿岸地域の限られた地域でのみ見られる食習慣です。いわばLaverは、「珍味」と言えるでしょう。
Laverもミネラルとタンパク質、鉄分、ヨウ素が豊富で、しかもビタミンB2、A、Cが多く含まれていますので、日本の海苔と同じように、他の食品、例えばパンと組み合わせることで、パンの消化を助けるという効果を大いに発揮しています。
日本から遠く離れたイギリス、ウェールズ地方でも、海苔を食べる習慣があるなんて、なんだか不思議ですね。

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