海苔のおはなし

第46話 海苔の入札会

毎年11月頃から摘み取りの始まる海苔は、生産者の手を離れ板海苔に加工し等級分けが行われます。等級分けされた海苔は、全国の海苔生産地域の漁業協同組合ごとに開催される“入札会”に出品されます。“入札会”は11月末から翌年の4月末頃までの約6カ月間開催されます。

入札会の会場は、海苔の見本が入った箱が等級別に並び、入札指定業者が海苔を吟味していきます。入札指定業者のことを業界内では“商社”、海苔に入札価格をつけていく作業のことを“見付け”といいます。入札では一番高い値をつけた業者が落札することになりますが、ただ単に高い値をつければよいというものではありません。商社としての利益を確保するために、各産地の生産枚数、今後の予想生産枚数、品質の善し悪し、競争相手業者の買付状況など様々な情報を考慮に入れ、総合的な判断が求められます。入札会が開催される6カ月の間に、1年分の商品を仕入れなければならないので、どの業者も真剣そのものです。

商社と呼ばれる入札権を持つ入札指定業者は、海苔業者全てが持っているわけではありません。現在全国で約2,000社の海苔業者があるといわれていますが、指定業者は約640社程度となっています。 入札指定商社の決定権は、各県内の地域漁業協同組合が集結して組織する各県の漁業協同組合連合会が認可します。認可基準は商社の経営内容、販売状況などを加味した信頼度が中心となります。毎年信用度の審査が行われます。90年以上の歴史を持つ浦島海苔もこの入札指定業者として毎年入札会に参加しています。

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