海苔のおはなし

第52話 海苔と海藻

私たちが普段から食している海苔は、昆布、ワカメ、ヒジキなどと同じ「海藻」の1種です。海苔を食する国が日本以外には少ないように、日本人ほど多くの種類の「海藻」を食している国は世界的にも少ないようです。
ところで、「海藻」「海草」は同じ“かいそう”という読み方なので同じものと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ところが、この2つは厳密に言うと異なるものを指します。

花が咲かずに種子もつかない植物で胞子によって子孫を増やすのが「海藻」。その多くは食用になります。他の植物と大きく異なるのが根の役割。海藻の根は栄養吸収のためでなく岩などに貼りつくためのものなので海底にはほとんど生えません。
一方「海草」は、花を咲かせ種子により繁殖します。海藻と区別するために“うみくさ”とも呼ばれます。スガモ、アマモなどの海草が良く知られています。「海藻」と大きく異なるのは、そのほとんどが食用にならないことと、地中に根を張り成長することです。
ただし、最近は「海藻」「海草」の使い方も変わり、海苔や昆布なども総称して「海草」と表現される場合が増えてきているようです。

海藻は、その色の違いによって大きく3種類に分かれます。日光が届く量によって色が変わるため、浅瀬になるほどに緑色になり、深いほど褐色から赤色になります。一般的な板海苔の材料になる「浅草ノリ」や「スサビノリ」は“紅藻類”。昆布、ワカメ、ヒジキ、モズクなどは“褐藻類”。そして同じのりでも「アオサ」や「アオノリ」は“緑藻類”になります。同じ「のり」という呼び名でも、海苔と青のりは異なる種類の材料なのです。また、栄養素も若干異なり、青のりはカルシウムが多く、海苔はビタミンが多く含まれています。いずれにしても海苔などの海藻類は、ミネラルや食物繊維豊富な低カロリー。日常の食生活に積極的に取り入れたい食材です。

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