海苔のおはなし

第68話 海苔と郷土料理(3)

海苔と郷土料理の第3弾。今回は、沖縄のおにぎり「ポーク卵おにぎり」と「油みそおにぎり」をご紹介します。どちらのおにぎりも、コンビニをはじめ多くのお店などで売られている沖縄の定番おにぎりです。

「ポーク卵おにぎり」には、豚や牛、鶏肉をパテにした「ポーク缶」を使用します。そのポークを焼いて、卵と一緒にご飯にはさんだものが、「ポーク卵おにぎり」。このおにぎりは、「ポーク缶」がよく食べられているハワイの「スパムおにぎり」が移民を通して沖縄に広まったとも言われています。 戦後アメリカの占領下にあった沖縄では豚肉が手に入りにくかったこともあり、この「ポーク缶」は、沖縄の人々の食生活に浸透したようです。おにぎりの具以外にも、卵と一緒に焼く「ポーク卵」や、チャンプル(炒め物)や味噌汁の具などに使用され、現在でも、沖縄では「手軽に使える肉」として、頻繁に活用されています。

2つ目のおにぎりは、「油みそおにぎり」。「油みそ」は、"豚みそ"、"アンダンスー"などよばれる沖縄料理の一つで、味噌を油で炒めたもの。この「油みそ」は、家庭ごとに味が違うようですが、豚肉を茹でたものを刻んでからさっと炒めて、みそと砂糖を加えて練ってつくります。「油みそ」という名称ですが油っぽさはなく、甘めの味噌と豚のうま味が絶妙なでご飯や海苔と相性抜群です。このみそを入れた「油みそおにぎり」も、沖縄では人気の定番おにぎりになっています。

沖縄の歴史や文化が育んだ2種のおにぎり。どちらのおにぎりの具も油分を含んでいるので、海苔に含まれるベータカロチンの体内への吸収率を高めますし、子供から大人まで好まれる味ですので、お子様やご家族のお弁当などに取り入れるのもいいですね。

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